朱肉とインクの違い

朱肉 インク 違い 印鑑 証明 銀行 2008年度配布CD

朱肉とインクの違いを調べて原稿にしました。

原稿

何気なく使っている朱肉。
でも、同じ赤色のスタンプインクでは何故駄目なのか、
疑問に思った事はありませんか?

実は、朱肉の成分には水銀と硫黄が含まれており、
長い年月が経っても、褪色しない特性があります。
一方スタンプインクは、滲んだり、変色したりと
長期保存には向かない、水性のものが主流でした。

しかし現在は、保存に強いタイプの水性と油性のスタンプインクが多数登場し
その状況も、変わりつつあります。

とは言え、公文書等の重要書類には、
法律上、朱肉でなければならない場合もあり、
捺印する時には、朱肉を使うのが賢明なようです。

雑学プラス

荷物の受け取りなどに簡単に使える「シャチハタ」は、シヤチハタ株式会社が作った多孔質ゴムにインクをしみ込ませて使う便利な印鑑で、正式な名称は「Xスタンパー」です。そのため、本来はシヤチハタ株式会社が作っているものしか「シャチハタ」と呼べないのですが、現在では「インクの補充なしで押せる印鑑」イコール「シャチハタ」となり、一般名称化しています。

そんな便利な「Xスタンパー」いわゆる「シャチハタ」ですが、多孔質ゴムの性質として「経年劣化」で変形する可能性があることやインクの変質の恐れがあるため、行政などへ提出する公的な書類や証明書へ捺印しようとしても断られる可能性が高いのが現状です。

よって重要な書類への捺印は朱肉を使って押すのが良いでしょう。

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